■大神クリア感想(ネタバレの魂)
2006年9圧20日 加筆・修正


というわけで大神感想ー。

とりあえず今からプレイされる方、プレイ途中の方は、メモリーカードの残量はあらかじめ十分取ってから(最低3つはセーブできる感じに)プレイすることをおすすめしたいと思います。ひとたび最終ダンジョン内でセーブするともう戻れなくなるので!
私などカードの残量がほとんどなくて、なんとか削りだしたたった一つのセーブ領域で最後の方まで来ていたのですよ…。なんつーか、猛者でした自分。危なかった。

それでは感想をネタヴァレリア全開で行きますー。
そして恐ろしく長いです。私この長さの文はレポートですら久しく書いてませんつーくらい長いです。
注意…っていうか覚悟!!




ちなみに成績としては総プレイ時間は40時間くらいで、死亡回数だけ0だったので神判定をもらいました。餌付けとかはぐれ珠とか、やりこみ要素は穴だらけ。



●ストーリー全体とかキャラクターとか


お話、よかったと思います。そりゃ王道かもしれませんが、それでも感動したということはやっぱり良い話なんだと思います!私は好きです、とても!
あと色んなところに散らばるコネタとかもね!

このゲーム、まあ確かに敵は倒していかなきゃいけないんですが、それによる経験値をためる事で強くならないところが良い。あくまでも自然を取り戻したり人や動物を幸せにすることでしかアマテラスは力を取り戻さないんですよねー。そんなところに微妙に感心してました。

そしてアマテラスは神なのにもふもふで黒目が可愛いわんこというのが犬好きにはたまらない(まあ犬じゃないけどさ!)。十六夜の祠で結界が張られたときに引っかいてるところとか、女郎蜘蛛戦の時に仰向けにひっくり返ったところとか、しぐさが一つ一つ可愛い。人の話聞いてないしvプレイするたび悶絶でした。

イッスン、何かのゲーム雑誌に載っていたインタビューで、当初は彼が出てくる設定はなくてアマテラス一匹で進んでく予定だったとか言ってましたけど、とんでもない!ほんとにいてよかったです。彼がいればこそのエンディングだったと思いますし。
にしても終始無言とか…誰も状況を説明してくれなかったらちょっときついよなあ…。

一番楽しかったイベントは、やはり筆のお絵かきですかね!天邪鬼のお面はお気に入り。
一貫婆(だっけ?)に落款を作ってもらう時は相当書き直したものです。まさかあんな不意打ちで出てくるとは…写メ撮り損ねました。せっかく傑作を書いたのにい。
(撮りました→こちら。WAネタですんません…)

なんにせよラスボスからもう一回やろうと思ってます。感動をもう一度!

逆に一番きつかったのは…答選坊…。鬼が島のやつ相手に泣きそうでした。
やばいなあ…瞬間記憶力が著しく落ちてる…。の…のうとれが必要…ダ…。
って…あの、あれってひょっとして、点を打つ順番も正確にトレースしないといけなかったんですか?(爆)
だとしたらクリアできなかった原因はそれだ。


あと、せっかく四国九州も地図におぼろげに載ってるんだから行きたかったなーと思いました。沖縄とか行っても面白かったんじゃないですかね?


これからは大神サイトネタバレ解禁なので、サイト様をもそもそ回ろうと思ってます。まだ私の知らないコネタが出てくるかもですね、楽しみ。



●グラフィック・世界観とか


色で例えるならば、まさに、大神色!って感じ。(それ色に例えてないよ)
大神降ろしを最初に見たときはたまげました。緑がブッハー!って!同じくたまげた方多かったのでは。
世界観にみるみる引き込まれる感がありますね。日本の自然…というか、日本人の自然表現で描かれた世界がとてもきれいだなあと思いました。火とか雲とかが、リアルなのではなくて、絵巻物に描いてあるような描写だったりするのが素敵。日本人の自然の捉え方って、こうしてみるとユニークでいいですなあ。
日本人に生まれてよかったと思う一瞬。

そんな自然観をそのままゲームにしてしまうんだからすごい。自分CGとかは全然知りませんが、他のゲームのCGがひたすらリアルになってく中で、全然違う発想とか方向性を見せ付けられた気がします。こういうのも全然アリだ!っつーかむしろとても良い!



●エンディング


最終戦入る前にウシワカが吹っ飛んで落ちてった時にはほんとびびりました。
ちょっと待ってそりゃ確かになんか最後の方で死にそうな人だとは思ってたけどこんなにあっさりぽっくり(タテイチ は 混乱した!)…みたいな。
今思えば、落っこちる前にちょっとした前哨戦として、オキクルミのときみたいにコンビネーションアーツやってほしかったですよね。

…とまあ、そんな風に混乱したまま最終戦突入。
最初、全部筆神とられた状態で、何すればいいのかわかりませんでした…。攻撃効きそうに無いからしばらく持ちこたえるのかと思ってしばらく逃げ回ってましたよ。危うく死に掛けた。

色んなところで言われてることですが、あのラスボスの途中で入るムービーにはジーンときました。
ヤマトに乗り込む直前でいやに唐突にお別れするから、はらはらする気持ち半分、ああこれはきっと何かあるんだろうなという気持ち半分で進めてました。
そしたら…あんな…ねえ…!!!BGMも相俟ってじんわりと来たよ。
あのアークインパルス的な元気玉的な展開も、神様ゆえにすごくしっくりときました。信じる心というか信仰心がダイレクトに力になるって状況がこんなに自然な設定というのもなかなか無いやうな。今までアマ公はほとんどの人が知らないところでずっと頑張ってきてたから、最後に皆にわかってもらえてよかったなあと、また感動。
やっぱり、離れていてもアマ公とイッスンは無二の相棒なんだな、と。ああもう。

にしても最後になって話が外国通り越して地球外までぶっ飛んだのはすごかったですね。ウシワカが現代の科学技術を上回ってそうな機械に乗って現れたときには、生きててくれてよかったというのはもちろんですが、なんか笑ってしまった。そのハチャメチャさが某スタイリッシュデビルハンターのころから好きです神谷さん。


ラスト…お後は次のお楽しみといいますか、あれでよかったんじゃないですかね。その後は想像にお任せって感じで。それにイッスンが語り部というストーリーの構成上、一応彼に見える範囲までしか語れないんだろうし。全てが語りつくされるより、それからどうなったのか考えてみるのも楽しかろうて。…ただ、妙にこまごまとした謎を残されたのはどうも気持ち悪いのですがね…。
とはいえ、そういう終わり方したのもいろいろ謎を残したのも2を出す布石だとしたら…なんだかなあ。


ところで、ラスボス戦で特定の筆しらべを使うと、今まで会ってきた人たちが加勢してくれちゃったりするらしいですね。ぜんっぜん気づかなかった。今度試してみよう。



●疑問点

 *批判あります。不快に思われるかもしれないので注意。



私が一番どうよと思ったのは、最初にも書きましたが最終ダンジョンの時のセーブの問題ですね。
前述の通り、私はカードの空き容量がカツカツだったので、カムイまでセーブデータ一つだけでやっておりました。しかしそうすると、ヤマトに入ってからそのたった一つのデータにうっかり上書きセーブなんぞしてしまった日には、もう後戻りできないわけで。
それまでも色んなところで後戻りできないダンジョンはありましたが、終わった後は戻って来れてましたし(ダンジョンは行けなくなりましたが)、今回入る前にイッスンが警告はしてくれるものの、まだ次のダンジョンあるんじゃないかと思っているとあんまり真に受けないと思います。実際私もまた帰れるんじゃないかと思ってましたしね。
カムイで空き容量増やしたから良かったものの、一歩間違ったら危ないところです。幸玉とか餌付けとか探索とか、心残りがある場合は特に。

でもって、「最初から」という引継ぎデータも発生してくるじゃないですか。
あれもセーブデータの容量1つ食うから、空き領域をちゃんと残しとかないと保存できない。1つ保存するために必要な容量が大きめだから、メモリーカードに余裕もたせとかないとあとで後悔しそうです。

というわけで結論。510KBは開けておくと安心。

ゲームの最初に「メモリーカードに余裕を持って遊ぶことをお勧めします」とか入れらんないのかな。…雰囲気ぶち壊しか。
(…と思ったらむっちゃ序盤の序盤でイッスンがご丁寧に言うとったあぁぁぁ!!疑ってごめんなさいイッスンとカプ●ンさん…)


あとは最終ダンジョンで(私がかなり早い速度で飛ばしていったからかもしれませんが)、ちょっと分からない点もあったりしました。

なんであの戦艦ヤ○ト(違う)は月の国のものだというのにタカマガハラの人が使ったのかーとか。危なくなったのを見かねてウシワカが脱出用の船を持ってきてあげたということなのでしょうかね。うーむ。ウシワカがスメラギー(って言うとなんだか怪獣っぽいぞ)の存在を知らなかったところを見ると、月の国から発掘されたものなのかなーとか思ってますが。
なんか月の国なんて終盤ギリギリで突然出てきたので、話が頭の中でこんがらがりがり…。まあカグヤちゃんのサイドストーリーでは出てきたけどさあ…。


で、その、カグヤちゃんなんですが。
結局彼女とウシワカは同郷の出身ということになるんですよね?じゃあ彼女もあれ以上年取らないというわけか。行ってしまったきり帰ってこないけどどうなったんだ…?
タカマガハラと一緒に月の国も滅んじゃったのかと思いきや、カグヤちゃんが地球に不時着?した頃までは月の国は確実に残ってたって事になりますよね。(カグヤちゃん20歳として、地球にきてから彼女自身や竹取翁がカグヤちゃんが年をとらないことをまだ不審に思わないくらいの期間だから、20年前くらいまでは少なくともあったということ?
まあアマ公が筆しらべで三日月書くたびに出たり入ったりしてるから月自体はあるのでしょうが、せっかく故郷に帰ってきて誰もいなかったら可哀想…。
でもまあ、20年前までは国があったんだからまだ残ってる可能性は高そうだし、ウシワカが故郷に帰れる日も近いんじゃないでしょうか!頑張れ!
(この前月の民に関する絵巻を拾ったら、もう滅びてたんだそうで…。薄幸な人だね、ウシワカも…。しかしそうなると余計にカグヤちゃんが心配。何も無いところに降り立ったんでしょうか?ああ月の国は復興の余地とか無いのかな。)


どうでもいいが、ウシワカの第一人称のミーっていうのが実は月の国の公用語だったら面白いと思います。皆怪しげな英語混じり。



って、ほんとになっがいな!文字カウントしたら3600字くらいいってたよ!!
私もやれば出来るものだな…。


まあこんなに長々とは書きましたが、要するに、

とっても、楽しかったのです。
こんだけ書きたくなるほどに。


おすすめゲームですよ!!


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